賃貸物件を借りるために受ける審査とは?

アパートやマンションなどの賃貸物件を借りるときは、物件を紹介している不動産会社を通して申込や契約手続きを行います。気に入った物件があれば所定の申込用紙に必要事項を記入しますが、ただ申込をしただけで入居できるとは限りません。
入居希望者が本当に入居しても良いかを判断するために、賃貸物件のオーナーが審査を行います。オーナーだけでなく家賃保証会社や不動産会社が審査を行う場合もありますが、確認する内容は入居希望者の収入状況や勤務先、同居者の情報、人柄などです。
賃貸物件は毎月決まった家賃を支払わなくてはなりませんから、滞りなく家賃を払えるだけの収入があるかが最も重要なことと言えるでしょう。家賃の金額に対して収入が少なければ審査に通らない可能性もあります。
また勤務先はどのような業種で仕事は何をしているかといった情報もオーナーとしては気になる部分です。
安定した収入があって人柄も良く、近隣の住人とトラブルを起こすような人でなければ審査には通りやすいでしょう。

賃貸における契約金とは

賃貸における契約金 賃貸物件に引っ越しをする際、まとまったお金が必要になることは知られています。
それは契約金と呼ばれるお金がかかる為です。
賃貸の場合の契約金の具体的は内訳としては、まずは敷金、礼金と呼ばれるものがあります。
敷金とは設備の破損の修繕費用、また滞納に充てる為の備えとして、貸主に予め預けておく金銭のことで、退去時に使われなかったものは戻ってきます。
礼金は貸主に支払うお礼の意味を込めた金銭です。物件にもよりますが、この敷金と礼金が家賃の1カ月もしくは2か月分ほどかかる場合があります。
また、仲介した不動産業者に払う仲介手数料があり、これも最大で家賃1か月分になります。契約の開始日が月の途中になった場合に発生する日割り賃料に加え、翌月の賃料1カ月分も前払いとして必要になります。
その他の費用として、家財保険料、場合によっては鍵交換代や保証会社加入の為の保証料の支払い、水漏れなど生活においての緊急時のサポートサービス加入費用などがあげられます。
これらを含めたものを契約金と呼びます。